ウクライナに大量の傭兵を送り込んでいるロシアの民間軍事会社ワグネルから、悪趣味な贈り物が欧州議会に届いた。
送り主のワグネルのトップは、クレムリン御用達のケータリング会社を経営し「プーチンのシェフ」の異名をもつエフゲニー・プリゴジン氏だ。
プリゴジン氏はプーチン大統領に近い新興財閥(オリガルヒ)を率いる1人。
バイオリンケースを開けると「血まみれの」スレッジハンマーが姿を現した。欧州議会が彼らをテロリストと認定する手続きを開始したことへの返報とみられる。英テレグラフ紙(電子版)が報じた。
スレッジハンマーは、ウクライナ兵を殺害する凶器として、ワグネルの非公式なシンボルとなっている。
ソーシャルメディアプラットフォーム「テレグラム」に11月24日にアップされた動画には、ワグネルの依頼を受けたスーツ姿の弁護士がバイオリンケースを部屋に運び込み、テーブルの上に置いている。
バイオリンケースの蓋を開けると、ぴかぴかに磨かれた大きなハンマーが現れる。頭部にはワグネルのロゴが刻印され、柄の部分には血を模した赤いペンキが塗られている。
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