今、50歳より年齢が上の方も日本経済全体で見れば真綿で首を絞められている状態ですが自分のお財布を頼りに年金収入も確保している限り安定を維持できるので「今の日本で何が不満なの?」ということになります。
が、50歳以下の人たちには経済の収縮というあまりにも厳しい社会が待っているのです。

もちろん、少子化問題は日本だけではなく、先進国や東アジアの共通事項です。
その中でカナダ政府は現在の年間40万人の移民受け入れ数を2025年に50万人に引き上げると発表しました。
人口の1.4%を毎年増やしていくのです。これは何を意味していると思いますか?そう、人口争奪戦なのです。

これが先進国の新しい経済政策でありエンジンなのです。もちろん、50万人には難民も含まれていますが、基本は若い将来ある高学歴者です。
カナダにある大学などを卒業すれば移民になりやすいのです。
かつてカナダは経済移民と称してお金でビザを買うようなスタイルも流行ったことがありました。
今はとにかく優秀な若者をカナダで育て、カナダで収穫するプログラムなのです。

日本は人口が多すぎたから多少減るぐらいでもよい、という意見もあります。
1億2千万が8千万人に減っても問題ないと豪語する人もいます。
が、確実に言えるのは日本は中小企業が99.7%であり、ほとんどが国内経済(内需)に依存しているのです。
人口減はそれら財務と経営基盤が弱い中小企業を吹き飛ばすのです。
そして政府部門は税収が十分でなければ政府支出が追い付かなくなります。

https://agora-web.jp/archives/221115070103.html