愛知県蒲郡市の路上で、女性会社員(34)の腹部を刺したとして、愛知県警に殺人未遂容疑で現行犯逮捕された自称アルバイト檜垣涼恵容疑者(42)が「別の女性を狙っていた」との趣旨の供述をしていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。
県警は、人違いで被害者を刺した可能性があるとみて捜査している。
捜査関係者によると、容疑者は過去に、知人男性へのストーカー行為で警察から警告を受けていた。
元々、襲おうと考えていたのは男性の知人女性で、事件前から女性に交流サイト(SNS)で一方的なメッセージを送るなど恨みを募らせていたとされる。
女性は事件当日、イベントに参加するために蒲郡市を訪問。女性のSNS投稿でそれを知った容疑者は会場に向かったが、勘違いして刺したとみられる。
被害女性は腹部などにけがを負ったが、命に別条はない。
容疑者は「殺すつもりはなかった」と殺意を否認している。(共同)