日ハム新球場 23、24年オフに改修方針 来季は特例で使用
プロ野球北海道日本ハムが来春に開業する新球場「エスコンフィールド北海道」のファウルゾーンが公認野球規則より
狭い問題で、日本野球機構(NPB)は14日、オンラインで臨時12球団代表者会議を開き、
2023年シーズンは特例として試合を行うことを認めた。また、日本ハムは23、24年のシーズンオフに、
現行の規則に沿うようファウルゾーンを広くする改修計画案を示し、了承された。

会議では日本ハムの川村浩二・球団代表取締役社長兼オーナー代行が、NPBへの確認や報告が不十分だったとして謝罪し、
新球場の改修計画案を示した。NPBの井原敦事務局長は会議後「現行ルールに違反している事案であるものの、
改修計画の実施方針を確認した上で、現在の建造のままで使用を認めることで(他球団の)意見が一致した」と説明。改修により、
25年シーズンに現行規則に沿ったファウルゾーンの広さになるとの認識を示した。

公認野球規則は、本塁からバックネットのフェンスまでの距離について、
「60フィート(18・288メートル)以上を必要とする」と定めているが、北広島市で建設中の新球場は約15メートルしかない。
7日のNPBと12球団による実行委員会で指摘され、日本ハムが対応を協議していた。(須貝剛)