米CNNは10月28日、18世紀ロシアで活躍したグリゴリー・ポチョムキン司令官の遺骨がウクライナ領外へ持ち出されたと報じている。
ヘルソンに位置する聖エカテリーナ大聖堂に安置されていた遺骨は、ドニエプル川を越えた東岸ロシア領へと持ち出された。移送先の詳細は明かされていない。
ポチョムキン司令官は1783年にトルコからクリミアを併合する際に重要な役割を果たした人物であり、プーチン氏が名将として慕っている。
ほか、18世紀ロシアで最も有能な指揮官とされたフョードル・ウシャコフ海軍司令官など、複数の人物の記念碑がロシア領へと運び出されている。
同州知事で親ロシア派のウラジミール・サルド氏は、安全が確認され次第これらの文化遺産は同地に戻される予定だと説明しているが、実現の見込みは不透明だ。
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