https://www.nikkansports.com/entertainment/news/img/202211100000099-w1300_0.jpg
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/img/202211100000099-w1300_1.jpg
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/img/202211100000099-w1300_2.jpg
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/img/202211100000099-w1300_3.jpg
英中部ヨークを公式訪問した英王室のチャールズ国王(73)とカミラ王妃(75)が9日、沿道に集まった市民から歓迎を受けていた最中に卵を投げつけられる事件が起きた。
報道によると、卵は国王にはあたらず、近くの地面に落ちたという。卵を投げた男は、警察に拘束される際に「この国は奴隷の血によって築かれた」と叫んでいたと伝えられている。
米メディアによると、沿道の市民と握手をし、言葉を交わしていた国王に向け、群衆の中から数個の卵が投げられたが、
国王は一瞬立ち止まって割れた卵の殻を見つめたものの、まったく気にするそぶりもなく、何事もなかったように市民との交流を続けていたという。
英メディアは、卵を投げたのは人間の生産活動による地球温暖化や生物の多様性の喪失を訴える英国の環境保護団体エクスティンクション・レベリオンの活動家で、元イングランド・ウェールズ緑の党の候補者パトリック・セルウェル容疑者(23)だと伝えている。
左翼政治家として知られる同容疑者は、気候変動への抗議活動などでこれまで少なくとも5回の逮捕歴があると伝えている。
目撃した観衆からは卵が国王に当たらなかったことに安堵(あんど)する声がもれ、容疑者に対し「恥を知れ」とののしる言葉も聞こえたという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)