ことし7月、山梨県山梨市の畑から桃を大量に盗んだとして、別の果物の盗難事件で逮捕・起訴されていたベトナム人2人が再逮捕され、警察は盗んだ桃をSNSで売りさばいていたとみて調べています。
2人のうち1人は容疑を否認しているということです。

再逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で当時、群馬県伊勢崎市に住んでいたグエン・ミン・トゥアン容疑者(40)とレー・コン・ニャット容疑者(25)で、
ことし7月中旬、山梨市の畑から収穫前の桃およそ600個を盗んだ疑いが持たれています。

2人は、ことし8月に茨城県と埼玉県で大量の梨を盗んだとして逮捕・起訴されていて警察が余罪を捜査していました。

捜査関係者によりますと、その後の捜査で、押収したスマートフォンに日本にいる別のベトナム人と桃の売買についてやり取りしたメッセージが残っていたということです。

また、2人が住んでいたアパートの部屋からは荷物を送る伝票や段ボールが見つかっていて、警察は盗んだ果物をSNSなどで売りさばいていたとみて調べています。

調べに対しレー容疑者は容疑を認め、グエン容疑者は、否認しているということです。

山梨県内ではことし6月以降、桃の盗難事件が相次いでいて警察はこのうち一部の事件に2人が関わったとみて調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221109/k10013885911000.html