覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われたアイドルグループ、KAT-TUN元メンバーの田中聖被告(36)の第2回公判が27日、千葉地裁松戸支部で行われ、弁護側、検察側双方の被告人質問が行われた。
職業を「動画編集業」と答えた被告は、黒のスーツに黒っぽいネクタイに黒メガネと黒ずくめ。約1時間の公判中、正面を見据え静かに答えていた。 
被告は検察官から、当初、覚醒剤の入手経路について「ファンを装う人から連絡先を渡され、電話をして購入した」と供述し、その後、以前から自宅に保管してあったものと供述を翻したと指摘を受けた。
検察官から「0・3グラムを1万5000円で購入したと具体的に供述している」と追及されると「最初にウソをついてしまったので、つじつまを合わせるためそう答えました。弁護士の先生の接見を受け、本当のことを話しました」。
2月に名古屋のホテルで起こした事件の段階で、同被告は家宅捜索を受けている。検察官から「なぜ、自宅に覚醒剤があることを申告しなかったのか」と問われると、被告は「忘れていました」。
さらに、自宅で覚醒剤を保管してあった箱からは大麻リキッドも見つかっている。名古屋地裁の公判で「被告は大麻リキッドを購入していないと答えていた」と検察官から指摘されると、被告は「購入したのではなく、譲り受けたから」と答えた。