● 「スイカなみ」とバストを表現する失礼で幼稚なメディア

「今の子供達にはこれが普通でないことをしっかり理解してほしい」

タレントのIMALUさんが、10月10日にツイッター上でこうツイートした。
IMALUさんが指摘したのは、ネット記事に書かれていた女性蔑視的な表現についてだ。

「あるネット記事で18歳の女性芸能人のバストを『スイカなみ』と表現し、バストに意識がいって彼女の話が入ってこないと書かれていた。最後の文章が『ストレスと寝不足で豊満バストがしぼんでしまわないか心配』というのもクソキモ」(ツイートより)

絵文字などを使っているので柔らかい印象ではあるが、強い問題意識を持っていることがうかがえる文章だ。
IMALUさんは9月にも、内閣府が運営する性暴力の悩み相談「Cure Time」を紹介するニュース記事をリツイートしており、性
暴力や性差別への関心が高いのかもしれない。

ツイートで指摘された記事は、水道局のアプリを広報するイベントに出席した18歳の女性芸能人について、「ボディーに密着した衣装のおかげで『内容が入ってこない』と記者から悲鳴が上がっていた」と報じる記事。
「成長を続ける○○のバストがパンパンで」「胸元に目がいって仕事になりませんでした」といった、
現場にいた「芸能記者」のコメントが掲載されている。※記事内で○○は実名。

女性芸能人の、イベントの趣旨に合わせた発言よりも、彼女の性的な身体的特徴の方にばかり目についてしまったと
いうのだから、失礼で幼稚な内容である。

https://news.yahoo.co.jp/articles/616226f27a30cd645b997900142a769abf284e4c