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野ねずみの双子が活躍する絵本シリーズ「ぐりとぐら」の絵を担当したイラストレーターの山脇百合子(やまわき・ゆりこ)さんが9月29日、死去した。80歳だった。告別式は近親者ですませた。

山脇百合子さん
 児童文学者の姉・中川李枝子(なかがわ・りえこ)さんと、1963年に代表作となる絵本「ぐりとぐら」を発表。食べることと料理することが大好きなネズミと仲間の動物たちが交流する親しみやすいストーリーで、海外にも翻訳された。

姉・中川李枝子さんとの共作絵本「ぐりとぐら」シリーズを始め、数々の名作絵本、童話によって子どもたちの豊かな想像力と感性を育んできた功績で、「第61回菊池寛賞」を姉妹で受賞した山脇百合子さん(2013年12月6日、東京都内で行われた贈呈式で)
 関連書籍を含めたシリーズ累計は2150万部に達する。