「昨年末から東京の『住吉会』が本格的に進出しているという情報があり、中洲の暴力団勢力図が変わるかも知れないと福岡県警は警戒を強めています」(県警担当記者)
九州最大の歓楽街として知られる福岡市の「中洲」。今、この街に異変が起きているというのだ。
「九州の暴力団といえば、北九州の『工藤会』や久留米の『道仁会』などが『四社会』という親睦団体を組織しています。四社会には、工藤会を始め、福岡市内に拠点を持つ組が少なくない。
この四社会以外にも中洲には『福博会』など山口組と近しい組も多いのですが、最近ではここに住吉会が入り込んできたようなのです」(同前)
いったいどういうことなのか。福岡県警の関係者が明かす。
「全国的に有名な宝飾店を経営する会社が数年前に中洲にビルを購入した。同社が昨年、ある会社にそのビルの一角を貸し、キャバクラがオープンしたのです。
そのキャバクラを経営している会社が住吉会の二次団体とズブズブだと言われているのです」
同社は今年に入って中洲に2店舗目となる大型キャバクラを開業。他店の女性を好待遇で引き抜くなど、派手な営業が関係者の間で話題になっていた。