2020年7月、愛知県豊橋市で暴走した車が作業現場に突っ込み、男性3人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われた男は、初公判で殺意を否認しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d306a747a482d23bce49b800f90f871f90e5877
<男>
「誰かを殺そうと思って暴走行為をしようとは思っていませんでした」
淡々とこのように述べ、殺意を明確に否認した青野被告。そして検察側は…。
<検察側>
「コロナで会社が長期休業になり、スピリチュアル動画に傾倒した。
『直感に従うと良い』という動画を見るようになり、直感に従って交通ルールを無視して現場付近に向かった。夏目さんらの姿に気付き、突っ込むことを決意した」
さらに「衝突まで車をコントロールしていた」などとして、殺意があったと指摘しました。
弁護側は「姿を認識しておらず殺意はなかった」と主張。青野被告は、躁鬱を繰り返す双極性障害の影響で、人の姿を認識していなかった可能性があるなどと訴えました。
「殺意」はあったのか、それともなかったのか…。裁判員裁判は5月27日に結審する予定です。