米原子力空母エーブラハム・リンカーンが21日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に初めて寄港した。
20日に出港した原子力空母ロナルド・レーガンと入れ替わった形。米海軍は、補給や乗組員の休息が目的としており、短期間で出港する見通しだ。
米西部サンディエゴが母港のエーブラハム・リンカーンは今年に入り、東シナ海や日本海などに展開。
ロナルド・レーガンが所属する第7艦隊が管轄するインド太平洋地域に、空母が2隻展開する状況が続いている。
北朝鮮や中国の他、ウクライナに侵攻したロシアが念頭にあるとみられる。
横須賀基地を母港としない米空母の寄港は昨年8月のカール・ビンソン以来で2年連続。米軍関係者は、今回の寄港は「空母の2隻体制を意味するものではない」と説明している。
横須賀市によると、エーブラハム・リンカーンには約5000人が乗船。マスク着用など感染対策をした上で、基地からの外出も許可されている。(共同)
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