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英ランカシャー州ブラックプール在住のアダム・クラークさん(Adam Clark、51)とパートナーのキム・マグワイアさん(Kim Mcguire、37)は今年3月、9歳の娘アリシア・クラークちゃん(Alicia Clark)にサプライズで子犬をプレゼントした。
“オリー(Ollie)”と名付けられたその子犬はラゴット・ロマニョーロ(lagotto romagnolo)という犬種で、その優れた嗅覚と記憶力でトリュフ狩りに使われている。
またアダムさんは動物の毛にアレルギーを持っており、ラゴット・ロマニョーロの被毛は低アレルギー性であるとアリシアちゃんが調べたのでオリーを迎え入れることにしたという。
そして3月30日、一家は同地域のビスファムにある公園「Gala Field」を訪れ、オリーにとって初めての散歩を行った。
アダムさんは「いったいオリーは何を探し当てるかな?」とオリーのラゴット・ロマニョーロらしい一面を楽しみにしていたが、予想を超える結果を目の当たりにすることになった。
「歩き始めてから10分ほどが経過した時、オリーが突然立ち止まって一心不乱に土を掘り始めたのです」とアダムさんは当時のオリーの様子を明かす。
しばらく見守っているとオリーが掘り返した土の中から多くの金貨が見つかり、アダムさんは「とても信じられなかったですよ」と目を丸くした。
アダムさんは驚きながらもオリーが持ち前の本能で掘り当てた金貨15枚を持ち帰り、その価値を確かめるためにコインの鑑定や売買を行う会社「Chards Coin and Bullion Dealer」へ持ち込んだ。
鑑定の結果、金貨は英国の君主が刻まれた「ソブリン金貨」と呼ばれるアンティークコインを代表するものの1つで、19世紀に使用されていたものとみられ、合計で5943.96ポンド(約96万円)の価値があることが判明した。
予想を大きく超える金額にアダムさんは大喜びだったが「本当の宝物はオリー自身ですよ」と述べており、「オリーを迎え入れた当時、何か特別なものを感じたんです。
オリーをもらったアリシアは大喜びで、初めての散歩に連れ出すのが待ちきれない様子でした」とオリーと出会った当初を振り返っている。
オリーをブリーダーから2000ポンド(約32万2000円)で購入したアダムさんは「投資した金額が3倍になって返ってきました。
オリーという“ゴールド・ハンター”を手に入れたので、再び外に連れ出すのが待ちきれないんですよ。オリーは本当に特別な子犬ですから」とコメントしている。