国際近代五種連合(UIPM)は2日、2028年ロサンゼルス五輪から馬術を除外し、新種目の候補として障害物レースを試験的に導入すると発表した。
6月にトルコで行われるワールドカップ・ファイナル後から試行し、総会で正式に採用するか決定する。
ロイター通信によると、障害物レースには日本の人気テレビ番組「SASUKE」に似た「忍者競争」や「アドベンチャーレース」など複数種目があり、UIPMは試行する種目の詳細を数週間内に発表する見通し。
24年パリ五輪は従来通り、馬術と水泳、フェンシング、射撃、ランニングを合わせた5種目で行うが、馬術を除外する背景には東京五輪でドイツのコーチが馬をたたいた問題や人気低迷で1912年から実施の五輪競技から外されることへの懸念がある。
UIPMは障害物レースを選んだ理由に特に若い世代で人気があることなどを挙げた。
UIPMが昨年に馬術を外す方針を示した後は異論が噴出。英紙ガーディアンによると、選手の意向を無視しているとして選手側は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に仲介を求めているという。(共同)
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