長崎県内の高校が3月末、入学予定だった中学3年生2人を、高1として陸上競技の記録会に参加させていたことが13日、長崎陸上競技協会への取材で分かった。
協会は、不適切だとして、同高校陸上部の40代の男性監督を、2カ月間の登録資格停止処分とした。
協会などによると、記録会は福岡県大牟田市で3月26、27日にあり、入学予定の2人が1500メートル走などに出場した。
監督は「新学年で登録しても問題ないと考えていた。ミスだった」と話しているという。
今月6日、ルール違反だとする抗議が日本陸上競技連盟などにあり、協会が調べていた。
長崎陸上競技協会は「監督の認識不足で選手を傷つける行為だ。ルールを守る意識が欠けており、厳重に処分した」と説明した。(共同)