兵庫県尼崎市消防局は16日、無許可で副業をし、報酬を得ていた中消防署の男性消防士長(30歳代)を停職3か月の懲戒処分にした。
発表では、消防士長は副業を禁止する地方公務員法に反し、消防局に採用された2009年4月以降、化粧品や洗剤などの連鎖販売取引(マルチ商法)に携わり、約700万円を得た。
市に12年5月、副業について匿名の投書があったが、「商品を買っているだけ」と虚偽の説明をした。
消防士長は21年12月、一転して上司に副業の事実を認めた上で、「そちらに専念したい」と退職の意向を示した。
報酬を経費が上回っていたとして、「実入りが少なく、処分につながるとは思っていなかった」と説明したといい、16日付で依願退職した。
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