今月8日、ネット上に投稿された1枚の犬の写真が大勢の頭を悩ませている。投稿者の男性は「縁石の近くに横になった愛犬の写真」として投稿したが、どういう訳かそこには犬の頭部しか写っておらず、まるで生首が置かれているかのような恐ろしい状況になっているのだ。
この写真を見た多くの人が「この子が無事であることを示す写真をちょうだい!」など困惑してしまった。『LADbible』などが伝えている。
米メリーランド州ボルチモア在住のネイサン・シーヴァースさん(Nathan Sievers)は、ハスキーとゴールデン・レトリバーのミックス犬“ブルーアガード・Q・カズー(Bleuregard Q. Kazoo、2)”を飼っている。
今月8日、ネイサンさんはブルーアガードと一緒に友人が経営する醸造所へ出掛けた際に撮影したという写真を海外掲示板サイト『Reddit』に投稿した。「愛犬が縁石に頭を乗せて伏せているんだけど、生首みたい」と綴り、添付された写真には首から上だけしか写っていないブルーアガードの姿があった。
パッと見ただけだと犬の生首がそこにあるかのような恐ろしい写真となっているが、もちろんこれはブルーアガードが本当に生首になってしまった訳ではない。写真をよく見ると手前と奥で石の模様が異なっていることが確認できる。
手前の大粒の石が埋め込まれている部分が縁石で地面よりも高い位置にあるため、地面に伏せているブルーアガードの体は全て縁石によって隠されているのだ。こうした状況とカメラアングルなどの偶然が重なり、目の錯覚を思わせる驚きの写真が完成したのだ。
「本当に偶然でした」と話すネイサンさんは「ブルーアガードが下り坂になっているコンクリートの上で寝そべって端っこに頭をのせていたので写真を撮ってみると、ブルーアガードの頭が宙に浮かんでいるかのようにしか見えなかったんです」と当時を振り返った。撮影当時はそこまで驚かなかったそうだが、自宅に帰ってから写真を見返すと驚きの光景を捉えたものだと気付いた。
状況を説明されても信じ難いユーザーらは大混乱となり、「これはどういうことなの!?」「これが生首ではないという証拠に別の写真が欲しい」「キレイなお顔だけど、全然理解できないよ!」「体が見えないのだけど、私の頭がおかしくなったのかな?」など困惑する声が飛び交った。
また多くの人が「生きているよね!?」「この子が生きていることを示す写真をちょうだい」などブルーアガードの身を案じる声も多数届いていた。ネイサンさんはこれに応え、ブルーアガードの全身が写った写真も公開してユーザーたちを安心させていた。
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なお偶然によって生み出された驚きの光景は、過去にも捉えられている。屋根の上に切断された犬の頭が乗っているような映像がブラジルで撮影され、その驚きの正体にネット上は大盛り上がりを見せていた。
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