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 1枚、また1枚…。名人獲得の実績もあるベテラン棋士が、冷却シートを想像外の場所に貼っていった。3月7日に行われた竜王戦1組ランキング戦。将棋界のレジェンド・羽生善治九段(51)と戦っていたのは、同い年の実力者・丸山忠久九段(51)だった。
ベンチプレスなら100キロ、対局中の食事は2人前におやつもたっぷりなど、話題豊富な棋士として将棋ファンにおなじみだが、この一局で見せたのは新手「冷却シート貼り」。額に貼ってリフレッシュするならまだしも、その場所が独特で、ファンの間で話題沸騰となった。

 対局も夜戦に入り、いよいよ勝負の正念場というところだった。一度席を立ち、押し入れから荷物を取り出してきた丸山九段。席に戻ってしばらくすると、ごそごそと何かを取り出した。ビニール袋に入っていたのは冷却シート。発熱した時などに額に貼って冷やすものだ。
頭をフル回転させる時などは、気分転換に貼るという人も多く、すっきりとした冷感が気持ちいいのだろう。

 話題になった理由はここからだ。取り出した1枚を、そのまま額に貼ると思われたが、なんといきなり髪の毛のある頭頂部に貼り出した。さらにもう1枚も、ほぼ同じ場所に追加。一気に「二枚銀」ならぬ「二枚シート」だ。
これには中継していたABEMAの視聴者コメント欄にも「きたああ」「サービス!サービス!」「出た!」「生ピタきた〜〜」と興奮気味のコメントが殺到。「どこに貼ってんねんw」「冷たさ感じるのかそれ」とツッコミも飛んだ。

 丸山九段の奇策、これでは終わらない。数分後、さらに1枚取り出すと、今度は左側頭部に追加。これが、ちょうど観戦記者の目の前ということもあり、観戦記者もまじまじとその様子を見ることになった。
この2人の様子がさらにファンの笑いを誘ったのか「追いピタきた〜」「マッスル冷えピタ」「どんな貼り方だよww」「戦闘力が上がった」と大興奮。終盤の難所も、この冷却シートが効果を発揮したのか前日までに20勝41敗と大きく負け越していた羽生九段に124手で快勝。
これからも勝負どころで冷却シートを取り出すことだろう。
(ABEMA/将棋チャンネルより)