茨城県鹿嶋市の女子サッカーチーム「KASHIMA―LSC」の元監督の50代男性が未成年の女性選手にわいせつな発言を強要し、日本サッカー協会から1年間の活動停止処分を受けた。
チームへの取材でわかった。チームは説明会を開き、保護者らに謝罪したという。
チームの幹部によると、男性は主に中学生の選手に、練習中のかけ声として男性の陰部などを意味するポルトガル語を発するよう求めていた。日常的に繰り返し、意味は伝えていなかった。
県サッカー協会に昨年5月頃、匿名で通報があり、日本サッカー協会の裁定委員会が昨年11月頃、男性に1年間のサッカー関連活動の禁止を通達した。
選手へのわいせつ行為に関する同協会の懲罰規定では、「被害者のみが強い嫌悪感を覚えたが、チームの活動環境を悪化させるまでに至らなかった」場合、「1年間のサッカー関連活動の停止」としている。
男性はサッカーJ1・鹿島アントラーズの元職員。1996年のチーム創立当初から監督を務めた。現在は指導に携わっていない。今年度末でチームを離れる予定だという。
チームには小中学生や高校生らが所属している。これまでに、京川舞選手(INAC神戸レオネッサ)らを輩出している。
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