【AFP=時事】
月面のクレーターがまた一つ増えたようだ。
科学者の軌道計算によると、長年にわたって宇宙を漂っていた使用済みロケットが4日、月に衝突した。
ただし、直接観測できておらず、画像確認にも時間がかかる可能性がある。
この衝突を最初に予測した天文学者のビル・グレイ(Bill Gray)氏は、月の裏側で米東部時間4日午前7時25分(日本時間午後9時25分)に衝突したはずだとAFPに語った。
約4トンのロケットは時速9300キロで月に衝突し、「直径10〜20メートル」のクレーターができたはずだという。
「超常現象によって消滅していない限り、けさ、月にぶつかったはずだ」とグレイ氏は主張した。
深宇宙に存在する宇宙ごみを記録して追跡する公的機関はないため、このロケットの素性は議論の的となっている。