自民党の片山さつき参院議員(元地方創生担当相)は22日、国会内で取材に応じ、自民党二階派(志帥会)から21日に退会勧告を書面で通知されたことについて
「昨年12月24日に二階(俊博元幹事長)先生に直接会って、年内を持って退会したいと伝えている」と反論した。
二階氏ら、二階派幹部4人の連名による退会勧告には片山氏の派閥会合への欠席が続き、他派閥への入会の動きが報じられたことなどを批判しており、事実上の除名処分となっている。
片山氏は自身が不在中に通知書が事務所に届けられ、「封を切っていないのに中身が、マスコミに報道されている。これは完全にいやがらせだなと思いました」とした。
さらに「私に対する名誉毀損(きそん)や、場合によっては人権侵害だなと。明確に離れたいと言っている人を、まさに後ろから石を投げている」など猛反発した。
片山氏は夏の参院選に比例出馬する意向を固めており、当面は無派閥で活動するが、3月13日の党大会で「今後の所属を明らかにする」とした。
二階派は片山氏の退会で43人となるが、党内で第5派閥の順位に変動はない。
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/img/202202220000422-w1300_0.jpg