https://bunshun.jp/articles/-/51948
――90年代のなかば、野村さんは「チャイドル」として脚光を浴びます。当時、小学生の高学年くらいですよね。

野村佑香さん(以降、野村) そうですね。チャイドルと呼ばれだしたのは5、6年生の頃だったと思います。

――10代前半のその頃って、女の子でもヒゲが濃くなったり体型が変わったりして、私なんかはなんともいえない見た目になっていました。野村さんも、思春期特有の見た目の変化によるご苦労などあったのでしょうか。

野村 みんな迷走する時期ですよね(笑)。ただ、私の場合は現場でキレイにしてもらえましたし、それこそヒゲの処理はプロのメイクさんに聞ける環境があったので、ラッキーなことにそこはクリアできましたね。
身体的な変化ではないんですが、当時は「アムラー」全盛期で細眉ブームということもあり、事務所から「眉毛は細くしないでね」と言われていました。

――ギャル系はNGだったんですね。

野村 「あなたの路線はそっちじゃないよ」と言われて、「へぇ、そうなんだ」と(笑)。

――野村さんご自身もギャル系にはあまり興味がなかった?

野村 どちらかというとサブカル寄りだったんです。高校時代はヒステリックグラマーが好きでしたし、はじめてあけたピアスは軟骨。卒業するときには4つも穴をあけました。