https://cdn-business.nikkei.com/atcl/gen/19/00294/051100005/p1.jpg

4月下旬の平日、小田急電鉄江ノ島線の高座渋谷駅から歩いて15分ほどの距離にある「いちょう団地」を訪れると、交差点でこんなやり取りをする、「横断中」と書かれた旗を持った高齢者と、元気に下校する小学生たちの姿があった。

全世帯の約2割が外国系といわれるいちょう団地。多言語表記の看板が印象的だ

一見何の変哲もない光景だが、高齢者は日本人で、小学生の一定数は明らかに海外にルーツを持つ子供たちだ。
路上脇に置かれた「バイク進入禁止」の看板は日本語だけでなく英語や中国語、ベトナム語、カンボジア語などが併記。
近隣にはアジア系の飲食店や食料品店などが点在する。ここは、神奈川県大和市と横浜市泉区にまたがる団地。
全世帯の約2割が外国系といわれる、日本国内でもいち早く国際化したエリアの一つだ。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00294/051100005/