日本から逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反罪などで起訴=について、森雅子法相が「司法の場で無罪を証明すべきだ」と表明したことに対し、ゴーン前会長のフランスの代理人弁護士は10日、声明を発表した。「有罪の立証責任は検察官にあり、被告に無罪の立証責任はない」と指摘したうえで、「間違えたのは、容易に理解できる。あなたの(国の)司法制度はこうした原則を無視しているためだ」と皮肉った。