今夏の米国での反日行動はさらに激化か…中韓共同で「慰安婦の日」行事開催へ
[ソース:産経新聞 2015.5.7]
http://www.sankei.com/world/news/150507/wor1505070001-n1.html
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http://www.sankei.com/world/news/150507/wor1505070001-n3.html

 韓国以外で唯一、公共スペースに慰安婦像が設置されている米カリフォルニア州グレンデール市は、毎年7月30日を
「慰安婦の日」に制定している。同市ではこれまでも、その日の前後に記念式典や数々の反日イベントが実施されてきた。
今年は初の試みとして、韓国系と中国系コミュニティーが共同で記念行事を開催する計画が進んでいることが判明。
8月15日の終戦70年を前に反日に一層拍車がかかることが懸念される。

 「慰安婦の日」が制定されたのは2012年。連邦下院議員のマイク・ホンダ氏らが07年、慰安婦問題での日本非難決議
を下院で採択させた日にちなんでいる。13年には像の除幕式も行われた。

 米国の自治体にこのような記念日があること自体、違和感を覚えるが、その前後に行われるイベントは反日色が強い
ものになる。

 昨年は、フランス・アングレーム国際漫画祭で物議を醸した慰安婦を題材にした反日漫画の展示会や、「日本軍の慰安婦
として連行された女性の生涯」を作品化した演劇、慰安婦の悲劇を表現した芸術作品の展示会などが断続的に行われた。
クライマックスは、元慰安婦2人がグレンデール市やロサンゼルス市などを訪れ、旧日本軍による蛮行を証言して回ったこと
だった。

 関係者によると、今年は、反日中国系団体も「日本軍慰安婦=性奴隷」を米国社会に広めるために、韓国系に協力する
ことを決めた。

 具体的な内容は明らかになっていないが、地元韓国系メディア、コリア・タイムズも「中国系経済団体関係者が日本軍慰安婦
の人権蹂躙(じゅうりん)の歴史を知らせる行事に参加する」と報じ、共同行事の内容が決まり次第、すみやかに公表される
としている。

 歴史認識問題、とくに慰安婦問題では、中国系と韓国系はこれまでも度々、連携を強化してきた。

 韓国・釜山で今年の8月15日、韓国の市民団体とともに、米カリフォルニア州を拠点とする中国系反日宣伝団体「世界抗日
戦争史実維護連合会(抗日連合会)」は“反日共闘”の証として、2体の慰安婦像を設置する。
韓国側はソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦像の作者に、抗日連合会は中国の大学に製作を依頼したとされる。

 中韓は北米の教育現場でも巧みに連携し、日本軍の残虐さを生徒たちに示している。抗日連合会のカナダの系列団体は、
韓国人の元慰安婦の証言ビデオなどをカナダの教師らに提供し、「強制連行」「性奴隷」の既成事実化を図ってきた。

 学校を回って、生徒たちに直接訴える「巡回授業」も展開し、「戦時中の日本軍がアジア諸国で行った残虐行為はアジアの
ホロコーストだ」などと生徒にすりこんでいるとの保護者の証言もある。

 「反日団体は、安倍晋三首相が訪米し、上下両院合同会議の演説で、慰安婦などの歴史問題について『おわび』や『反省
』を表明するかを注目しているようにみえるが、首相がどんなことを話そうと、夏になればまた反日行動に火がつくことは
間違いない」。70歳代の在米日本人はそう語る。