欧米ではカルト宗教とみなされており、韓国、日本、米国、ウクライナなどに拠点が存在するフランスやソビエト連邦諸国などでも活動を広めようとしたが、フランスでは反セクト法により、ロシアではプーチン政権が定めたセクト勢力に対する対テロ法により、統一教会を安全保障上の問題があるとして規制と監視対象とした

多角的にビジネスを広げ巨大な資金力と国際的な政治力を持ち、韓国では財閥組織の扱いを受けているが、教団の運営資金源の7割は日本で社会問題となっている霊感商法などから捻出されたものである[24]。70年代当時には「マインド・コントロール」の手法を確立し、その後の新興宗教勢力であるオウム真理教をはじめとするカルト的宗教団体が模倣していった

日本では安倍晋三元総理大臣の祖父、文鮮明の盟友であった自由民主党元総裁岸信介の時代から、反共産主義運動や右派運動などの保守政治、日本の右傾化の歴史に根深く関与してきた

韓国と日本では史観が違っており、アダム国家韓国では献金などのノルマなどは厳しくなく、「サタン(悪魔)の国[27]」であるエバ国家日本は「金のなる木」の場所として、アダム国である韓国と国内外の統一教会に全てを捧げる教義が教えられている[28][29]。また、エバ国家日本のLGBTや同性婚、夫婦別姓は「生活共産主義」とされ、認めさせてはならないと説いている