JTC(伝統的日本企業)の場合、社員の専門性を尊重しないローテーション(異動)がある。
そのため、私が過去にみてきた人で、営業出身の人がシステムプロジェクトのプロジェクトマネージャーをしていることがあった。
普通は、システム開発プロジェクトにおいては技術を知っていないとプロジェクトマネージャーは務まらないと考えられている。
ところが、その人はかなり優秀なプロジェクトマネージャーとして活躍していた印象だ。
まず、頭の回転が早い。地頭が良い。何か事象があったら、その事象からどのような影響があるのか把握することができている。
そして、人間関係構築能力が異次元のレベルだ。プロジェクトメンバーにおみやげを買ったり、ささいなことでも仕事をしてくれたら感謝の言葉を述べる。
そして、自分が技術は知らないことを正しく認識し、技術は謙虚に他の人を頼る。頭を下げて相談する。
技術はわからない代わりに、PMPなどのプロジェクトマネジメントはかなり真剣に勉強していた。
あとは、基本的に心配性であることから、念入りにリスクを列挙して潰していくタイプの人であった。
だが、どうしても人が動かない時には、普段の物腰柔らかな態度だけでなく、大胆に動くこともためらわない。
結局は、プロジェクトマネージャーにおいて一番重要なことは「人間力(ヒューマン・ソーシャルスキル)」なのかもしれない。

UAゼンセン、JMITU、電気情報ユニオン
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