0008内部告発した元社員の身元調査を、違法行為調査よりも優先
2019/09/13(金) 10:52:05.20それが、濱田正晴さん(51)が会社に伝えている要望だ。
濱田さんは、入社28年目のオリンパス現役社員。
社内コンプライアンスの内部通報被害者でもある。
鉄鋼業界向けの非破壊検査機器の営業チームリーダだった2007年6月、
上司が重要顧客の社員を、立て続けに不正に引き抜こうとしていることを知った。
社内のコンプライアンス室に通報したところ、室長が上司と人事部長に無断漏洩、
制裁としてまったく未経験の調査研究職に配転させられ、それから現在まで5年近く、
最低水準の業績評価や暴言、無意味な仕事をさせられるなどのパワハラを受けていた。
そんな濱田さんが、なぜグループコンプライアンス推進部長を希望するのか。
あえて聞くと、会社と上司を相手に闘った約4年半の裁判の経験を生かして、
「オリンパスを建て直したい、会社のために力を発揮したい」という答えが返ってきた。