現在、英国に拠点を置く伊藤さんは、性暴力を受けた被害者の女性が、
裁判で黒い下着などを着けていたから同意の上、
性交渉をしたんだろうと糾弾されるのが、国内外における現状だと指摘した。
その上で「どんな服、下着であっても絶対に、それが同意になるわけはないです。
どんなに飲んでも、どんな場所に行っても、どんな時間に歩いていても、それは性的同意とは見られない」と訴えた。

一方で「しかし、まだ日本の今の法律では、何が同意か、
という部分が抜けてしまっているがために、どれくらい暴行を受けたのか、
どれくらい戦ったのかを証明できなければ被害だと認めてもらうことが出来ない」と法整備の必要性を強調。
「この犯罪を許してしまっている。
起きてもしょうがないことと社会に言われている気がする」と訴え、声を詰まらせた。