すめらみことが出る世ぞ みことはあちらこちらで出てくるぞ
それぞれを大たばねするお方が すめらみこと
悟られしものが みことをのるぞ
世の中のあちらこちらでみことのりがはじまりておる
大和の霊元(ひめもと)の黄泉(よみ)返り(がえり)ぞ 世の中大きく変わるぞ
心せよ みなみな心いたせよ

これよりの世は社(やしろ)はいらぬぞ 社あるから物入りじゃ
金のかからぬ世となるから 物もてば苦しむぞ
社に仕えるものおろかなる 祈る心とぞ重きなること
祭る御しるしは柱である 祈る心根こそ神は見届ける
神の氣の降りるところは 人の心の氣にぞありける
人の心の氣 集まりて澄みきりてこそ神の白庭となる
社ではないぞ 人の心の的が大事ぞ
なんとなれば社でもよい はじめに心ぞ 次に的じゃ
神の柱は人の心の中に立つものぞ
人の体は宮代じゃ 奉る心もちて真直ぐに立つとき
そのまま御社となる
手を合わせるぞ 神と人の心はひとつとなる
この世の目に見る柱はあくまで的じゃ
そこのところに集まりくるためのものに過ぎぬて
人の美しい心が 美しい神庭を作るのじゃ