ちょっと古い記事からの抜粋だけど、
SARS-CoV-2の後遺症が社会に及ぼす影響の大きさを心配する声(ノースウエスタン大学イゴール・コラルニク教授と国立精神・神経医療研究センター神経研究所の山村隆・特任研究部長)

【★】ブレインフォグ(脳の霧):軽症で治った患者の81% オミクロンでは急性期に4人に1人。感染で脳が最大2%萎縮【★】
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@新型コロナ後遺症外来に訪れた人のうち、発熱やせき程度の軽症で治った人の後遺症を調べた結果、81%もの人がブレインフォグと診断された(米国ノースウエスタン大学による調査、デルタ株)
Aオミクロン株では24%(4人に1人)が急性期にブレインフォグを訴えている(英国「ゾエCOVIDシンプトム・スタディー」による調査、オミクロン株)
B軽症の患者でも集中力や物事をまとめる能力をつかさどる「実行機能」の悪化がみられ、脳の大きさは平均で0.2〜2%縮小していた(英オックスフォード大学、査読済み論文、アルファ株)

@ノースウエスタン大学イゴール・コラルニク教授「注目すべきは、発熱やせき程度の軽い症状で治った人たちの多くにブレイン・フォグがみられたことです。しかも、時間がたっても回復の程度は10%から20%程度にすぎません。知っておかなければならないのは、今はまだこの症状の全貌がわかっておらず、今後大きな社会問題になりかねないということです。後遺症に苦しむ人が世界で数千万人にのぼることになれば、世界の労働人口に大きな影響を及ぼしかねません」
Aこの報告に衝撃を受けた一人が、国立精神・神経医療研究センター神経研究所の山村隆・特任研究部長だ。「オミクロン患者の4分の1にブレインフォグの症状が出るというのは、想像するだけでも恐ろしいことです。初期対応を誤れば一定の人が慢性化し、働き盛りの人たちの人生を奪うことになりかねません」
B研究は査読済みでネイチャー誌に掲載された。51〜81歳の785人の脳の内部画像を2回撮り変化を調べた。うち401人は2回の撮影の間に新型コロナに感染した。2回目の撮影は、1回目から平均141日後に行われた。

ソース
@https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pVv2mGav4V/bp/p3vjxzxQb3/ (NHK、削除済み)
Ahttps://dot.asahi.com/aera/2022012400065.html?page=1
Bhttps://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-science-idJPL3N2VB1KV
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