新型コロナウイルスワクチンの開発を手がける創薬ベンチャー、VLPセラピューティクス・ジャパン(東京)は29日、
福岡県久留米市で臨床試験(治験)用ワクチンの製造拠点の整備を始めたと明らかにした。
来年の稼働開始を見込む。同社の赤畑渉代表取締役が福岡県庁で服部誠太郎知事に報告した。

製造するワクチンは遺伝物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を利用し、
同種のワクチンと比べ少量の接種で抗体ができるのが特徴だ。
副反応が少なく、短期間で日本の全人口分の製造が可能となるという。

細胞膜表面にRBDを発現するレプリコン(次世代mRNA)ワクチンで
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)変異株に広範・持続的な免疫の誘導に成功
他のパンデミック病原性ウイルスに対する基盤技術としての応用にも期待