https://www.nikkansports.com/general/news/202302130001364.html
オミクロン株派生型「XBB・1・5」へのワクチン予防効果、従来株より低いとの実験結果
[2023年2月13日21時58分]

米国で拡大中の新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「XBB・1・5」に対するワクチンの予防効果は、
従来株や他のオミクロン株よりも低かったとの実験結果を、
東京大医科学研究所の河岡義裕特任教授(ウイルス学)らのチームが13日、公表した。
ただ一定の効果は確認されており、オミクロン株対応ワクチンの接種は感染対策として有効としている。

また、抗ウイルス薬の点滴薬「レムデシビル」と飲み薬「モルヌピラビル」「パキロビッド」「ゾコーバ」は
従来と同等のウイルス増殖抑制効果があった。

感染によってできた免疫から逃れる力は、従来株や他のオミクロン株よりも強かった。
世界保健機関(WHO)も、免疫から逃れる力はこれまでで最高クラスと推定する。
成果は英医学誌ランセット・インフェクシャス・ディジージズ電子版に掲載された。

(共同)