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査読された論文

https://www.mdpi.com/1467-3045/44/3/73

※BNT162b2=ファイザーmRNAワクチン
※Huh7=人型細胞株
※LINE-1=レトロトランスポゾン=転移因子(ゲノム内の位置を変えることができるDNAの核酸配列)

ファイザーと BioNTech によって開発された COVID-19 mRNA ワクチン BNT162b2 の前臨床研究では、BNT162b2 注射を受けた動物で可逆的な肝臓への影響が示されました。
さらに、最近の研究では、SARS-CoV-2 RNA が逆転写され、ヒト細胞のゲノムに組み込まれる可能性があることが示されました。

この研究では、in vitro でヒト肝細胞株 Huh7 に対する BNT162b2 の効果を調査しました。
人型細胞株 細胞をBNT162b2 に曝露し、細胞から抽出した RNA に対して定量的 PCR を実施しました。

人型細胞株 細胞で高レベルのBNT162b2 が検出され、内因性逆転写酵素である長い散在核要素-1(LINE-1)の遺伝子発現の変化が検出されました。

BNT162b2 で処理した Huh7 細胞上の LINE-1 オープン リーディング フレーム 1 RNA 結合タンパク質 (ORFp1) に結合する抗体を使用した免疫組織化学は、LINE-1 の核分布の増加を示しました。

BNT162b2 に曝露された Huh7 細胞のゲノム DNA に対する PCR により、BNT162b2 に固有の DNA 配列が増幅されました。

私たちの結果は、BNT162b2がヒト肝細胞株Huh7に急速に取り込まれ、LINE-1の発現と分布が変化することを示しています。
また、BNT162b2 mRNA は、BNT162b2 曝露時に★ 6 時間という速さで細胞内 DNA に逆転写されることも示しています。