たとえば、たいへん興味深いことに、コロナ禍では日本の自殺が20%も減っているのです。産業医による分析では、コロナ禍で出勤しないことが増えたことで自殺激減に大きく貢献したというのです。

 テレワーク業務が普及したことにより職場に行かないので、苦手な人と顔を合わせる必要がなくなりストレスが激減。オンライン会議では威圧的な人の影が弱くなるので、以前より自由闊達(かったつ)に意見を述べることができたようです。

 これではっきりするのは、日本人は職場で人と接触したくないと思っている社員が多いことです。