>>799
私はちょうど天安門事件のときに中国留学中だったから、ちょっと不都合な真実については色々知っているのだけど、
それは後の香港における様々な問題にもつながっていたりするから寒気がした。

天安門事件のそもそもの発端は若者から人気の高かった胡耀邦総書記が「非業の死」を遂げてしまったことなのだけど
それについての弔いのデモをアメリカ大使館が利用、
過激派学生に資金供与して反政府活動に持っていったため状況が紛糾し、
文化大革命にトラウマを持つ鄧小平ら長老が李鵬などの保守派を支持し、
趙紫陽などの改革派排除に踏み切った事で勝負が決まった。

かくして親日派だった胡耀邦、趙紫陽が消えて、反日の李鵬や江沢民がイニシアチブを握り
中国市場におけるアメリカの優越性が確立したのだから。

ちなみに、天安門における大規模衝突騒乱を狙った過激派学生グループは、天安門広場における(ほぼ)無血の撤退に反対したけど受け入れられず、
それで夜陰にまぎれて米国大使館経由で香港脱出しましたから。