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@ノースウエスタン大学イゴール・コラルニク教授「注目すべきは、発熱やせき程度の軽い症状で治った人たちの多くにブレイン・フォグがみられたことです。しかも、時間がたっても回復の程度は10%から20%程度にすぎません。知っておかなければならないのは、今はまだこの症状の全貌がわかっておらず、今後大きな社会問題になりかねないということです。後遺症に苦しむ人が世界で数千万人にのぼることになれば、世界の労働人口に大きな影響を及ぼしかねません」
Aこの報告に衝撃を受けた一人が、国立精神・神経医療研究センター神経研究所の山村隆・特任研究部長だ。「オミクロン患者の4分の1にブレインフォグの症状が出るというのは、想像するだけでも恐ろしいことです。初期対応を誤れば一定の人が慢性化し、働き盛りの人たちの人生を奪うことになりかねません」