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「葛根湯について」

江戸時代頃には、風邪・発疹・腹痛・下痢・うつ病などに葛根湯が処方されていたそう
葛根湯だけで、ほとんどの病気が治っていたと言われている
服用後20分もすると発汗し、白血球の働きも盛んになり免疫力が5.6倍に上昇するそう
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<注意点>

どちらかというと体力の充実している「実証」向けの方剤。
体の虚弱な「虚証」・胃腸の調子の悪い人・発汗の多い人には向かない。

麻黄には、心臓や血管に負担をかける交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれるため、
高血圧や心臓病、脳卒中既往など、循環器系に病気のある人は慎重に用いる必要がある。

合えば薬、合わないと毒になる。特に陰虚証のような芯から冷えている人が飲むと大変なことに
よって、葛根湯が万能という言い方は危険だと思われる