「BA.2はデルタ株とオミクロン株の特徴を併せ持つ」東北医科薬科大学関雅文教授
https://www.khb-tv.co.jp/news/14554534
感染症学が専門で東北医科薬科大学の関雅文教授は、デルタ株とオミクロン株の
両方の特徴を持つ可能性もあるとと話しています。
東北医科薬科大学関雅文教授「仙台まで来たということは、遅かれ早かれBA.2が非常にまん延してくるということの裏返しなので、
深刻に受け止めるべきだと思います」
現在、日本で猛威を振るっているオミクロン株はBA.1と呼ばれるものです。
BA.2とは、オミクロン株の中でも更に変異を重ねたウイルスで、人の細胞に結合して感染させるために使う
スパイクタンパク質に変異を持ち、感染力が強いのが特徴です。
東北医科薬科大学関雅文教授「実験的には2倍というデータも出ていますが、一般臨床的には疫学的には1.5倍だろうと考えていいと思います」

また、症状はオミクロン株と同じで無症状や軽症が多いと言われていましたが、
BA.2は病原性が強く肺炎を起こし得るというデータが先週、公表されたということです。
東北医科薬科大学関雅文教授「非常に悲観的な過剰な考え方をすると、デルタ株まではいかないにしても重症化して、
かつ今まで同様オミクロン株の感染性の強い広がりやすいという両方の悪い部分を併せ持った株と対峙しないといけない可能性が出てきた」

このスレでは先見的な研究者達が懸念材料として示していた事が既に紹介されていたが、
今回の研究によってデルタ蔓延地域でオミクロン株がデルタの特性を取り込んだか、失っていた特性を再獲得する変異をしていた
という懸念が強まって来たようだ
また、BA.2も変化を続けており、BA.1への感染歴がある人やブースター接種者に対する
回避性を高めつつある途上であるという懸念もされてきている
大きな変異だけが型番を与えられて注目されているので気付き難いが、ウイルスは細かく微妙に違ってきている
その方向性が同じ細胞での他ウイルス遺伝子との混交やコピーエラーによる突然変異等で噛み合ってしまった時に大きな変化を生み出すとも言われる
BA.2についても、全部のBA.2が同等の存在だと思わない方が良いだろう
勢いを失ったコピーエラーBA.2もあれば、高い勢いを持つ元気なBA.2もある
同じウイルスが流行っている筈なのにある地域では急落してある地域では活発で、そして急落してた地域でまた活発化した
こういうのはウイルスのコピー能力の頑健さを引き継ぐものが境界を越えて継ぎ足される影響も考えられている

また、高レベル蔓延地域はこうした元気なウイルス株を温存し易い環境にあるとも見られている
急落傾向を示した地域では勢いを失った株が大半をしめて終焉に向かうが、こうした活発な株が頻繁に交換される状況では
なかなか抜本的解決に向かってくれないという懸念だ
ウイルスの中にもコピーに成功し続けて有望な子孫を残し続けられたグループと、失敗して尻すぼみになるグループがあるのではないか?という話