#3

「不倫の口止め料として月々20万円をもらっていました」

 再び山梨県政担当記者が引き取る。

「記事の出た翌17年の衆議院議員選挙では、3度目の直接対決となった因縁のライバル・堀内詔子氏に敗れ、長崎氏は落選の憂き目を見ています。しかし浪人期間を経て19年の山梨県知事選に出馬、見事当選を果たしました。来年1月に控える知事選にも立候補の予定で、再選を目指していると目されています」

 国政では辛酸を舐めたものの、山梨県政に華麗に転身。名誉毀損の裁判では無事勝訴もおさめている。順風満帆の状態で山梨県政を牛耳る長崎氏に降って湧いたのが、冒頭の離婚裁判である。

 訴状に書かれた衝撃的な一文を再び引こう。

「不倫の口止め料として月々20万円をもらっていました」

 山梨県内在住の40代の夫・Aさんが原告となり、40代の妻・Bさんを相手取って始まった離婚裁判。Aさんは、Bさんが過去に不貞行為を働き、そのことについて嘘をつき続けてきたと主張。もはや夫婦関係の継続は困難ゆえ離婚を求めているという。山梨県政関係者が声をひそめる。