秋の番組改編で、17年半もの長きにわたって出演してきた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)を卒業することになった久本雅美(52)。

 若かりし頃、女であることを"捨てた"かのように見えるほどドギツい下ネタやブスネタ、モテないキャラで大いにお茶の間の共感を得た彼女。
好感度はぐんぐん上昇し、バラエティー番組で姿を見ない日はないほどだった。

 ビデオリサーチ社が、1973年より毎年2回実施している、「テレビタレントイメージ調査」や、
NHKが実施していた「好きなタレント調査」にも、一時期は上位にランクインしていた。

たとえば「テレビタレントイメージ調査」において、03年夏は山口智子に続いて第2位!
だが久本も06年春には4位、同年夏は6位、と徐々に順位を下げ、08年夏には18位にまで落ちてしまう。
そしてついに、09年春から、ベスト20位圏外となってしまったのだ。

 元々、タレントはいつまでも"飽きられない"ということの方が難しい。
10年夏のランキングでも未だに上位ランクインを果たしている黒木瞳や松嶋菜々子、山口智子らが異常なのかもしれない。
しかし、久本雅美は確実にテレビの表舞台から遠ざかりつつあるように見える。

「07年頃にもウワサになりましたが、政治家への転身を目指しているという話が再び聞こえてきています。
久本は熱心な創価学会信者で有名ですから、もちろん所属は公明党。
これまでにも、選挙の際には都内だけでなく関西にまで応援演説に駆け付けるほどの熱心さを見せてきましたし、信仰心も厚い。
何より、彼女の芸風でこのまま60歳を越えてもテレビタレントを続けていくのは無理があります。
そのことは本人も承知しているのでは。ただ、ワハハ本舗の運営はこれからも続けるつもりのようです」(業界関係者)

 昨年の総選挙では、小選挙区において党代表(当時)である太田昭宏をはじめ、立候補者8人全員が落選。
公明党が厳しい状況に追い込まれている今だからこそ、余計に久本の政治家転身がささやかれるのだろう。

ただ、今年の参院選では、擁立されたタレント候補がことごとく惨敗したという興味深い結果も出ている。
芸人としてのピークを過ぎた久本がどのような決断を下すか、成り行きを見守りたい。

http://news.livedoor.com/article/detail/5047447/