>>22

続きを書くぜ

俺は極度の興奮状態に陥ったんだが
攻めの手を加減したりはしなかったぜ
俺が気持ち良くなってどうする?
彼女を気持ち良くさせなきゃイカんだろ
そう自分に言い聞かせたぜ

俺が左側で彼女が右側
ペダルを漕ぎ始めて数分以内に
俺は右太腿の回転にひねりを加え始め
彼女の左太腿のできるだけ広い範囲に
肉感の摩擦が生じるように
ペダルを漕いでいたぜ

何気ない話をしながらも
ゆっくりとゆっくりと
ひねりを加えた大きなモーションで
俺の右太腿傍の肉感は
彼女の左太腿の左半分を包み込み
繊細なビブラートをかけて
その振動が腰骨の奥深くまで伝わる
ように撫で回し揺さぶりながら
ペダルを漕いでいたぜ

湖岸からかなり離れたところまで
たどり着いた時にはな
俺の身体の芯からは何か熱いものが
込み上げてきているのを感じたぜ
それでも彼女は何食わぬ表情を
していたから俺はさらに攻めの手を
エスカレートさせていったぜ

大きく右にハンドルを切って
彼女の左太腿前面全体に肉感の
温もりが及ぶようにしてみたり
大きく左にハンドルを切って
彼女の左太腿を背面傍から突き上げて
大きく揺さぶりをかけてみたり

息が上がってしまうということが
あり得ないほど
非常にゆっくり漕いでいたはずだったが
2回目に大きく右に曲がって
漕ぎ始めた時に
そっと息を殺すように一瞬不意に
彼女の口からほんのかすかに漏れた
吐息の音を俺は聞き逃さなかったぜ

そん時彼女の身体の何処かに
何らかの異変が生じたことを
俺は確信したぜ

俺のほうは極度の興奮状態から
とうとう普通に呼吸をするのも
苦しくなってはいたが
この絶好のタイミングを逃すまいと
次の行動を起こしたんだぜ