早稲田大 小保方元研究員の博士号取り消し
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151102/k10010292141000.html

博士号取り消しについて、研究不正の問題に詳しい大阪大学の中村征樹准教授
は「今回、学位の剥奪に至ったということは当然の結論だと思う。博士号を取得する
までにふさわしい研究者としての能力が十分についていなかったということだ。そもそも、
1年の猶予期間を設けたことは、指導責任を重く受け止めた大学側の異例の対応
だった」と述べたうえで、「この論文が提出された時点で、論文に対する適切な評価や
指導ができていれば、その後のSTAP細胞のような問題も起きなかったと思われる。
これは早稲田大学だけの問題ではない。博士号の研究者として必要な知識や能力
を持たずに、世の中に出ている研究者がいないかどうか考える必要があり、大学は、
もう一度原点に戻り、質の伴った研究者を養成していかなければ、社会からの信頼を
取り戻すことはできない」と話しています。