1994年に経営破綻に陥った東京協和信用組合、安全信用組合の2信用組合の元理事長らが翌年に背任容疑で逮捕された事件。
捜査の過程で、政治家の親族の会社に不正な金が流れたことが判明し、事件は政界に波及。1995年、国会で山口敏夫元労相と中西啓介元防衛庁長官が証人喚問される。その後、山口元労相は背任罪や偽証罪などで逮捕、起訴され、懲役3年6か月の実刑判決が確定した。
この処理のために受け皿として東京共同銀行(現在の整理回収機構)が作られた。