平沢が帝銀事件の実行犯でなく、しかし実行犯の一味の一人
(消極的もしくは半強制的な参加も含む)であったなら、
逮捕された直後から死刑判決後獄死するまで、実行犯の存在を
一切告白せずあの世にもっていったというのはいくら奇矯な病質のせい
としても不可解さが残る。

よほど何か自分(側)にメリットがなければ、おめおめ犯人の汚名を
着て家族周囲までも世間体をなくして獄死する選択をとるより、
たとえ当初は絶対公表しない約束だったにしてもいざ有罪となれば
死刑確実であるわけで、当初の自白が警察検察の強制だったなら
真犯人を指摘することは簡単だったのでは。

真犯人を承知のうえで検察が無理やり平沢を犯人にして幕引きとした
ならそれはそれでありうることと思うが、救う会はその点はどう見ていたんでしょう。救う会は真犯人を誰と思っていたのか、ただ平沢が無実
というだけではあまりに子供だましですし。