1979年に南米大陸を自転車で横断した中西秀人さん。40度の高熱や食糧不足と闘いながら横断した。

1984年8月14日。
休暇中に自家用車で四国を旅行していた。道がわからなくなったので、近くにいた暴力団員に「道を教えてくれ。」と聞いた。
すると「聞き方が悪い!」と言って、その暴力団員はいきなり中西さんの顔を殴った。
さらに倒れている中西さんの腹を蹴り続けた。騒ぎを知った近所の人達が119番。
救急車が駆けつけた時、中西さんは既に死亡していた。
関係者はみんな驚き、中西さんのお母さんは「海外の未開の土地よりも、国内の方が危険なんですか?」と涙を流していた。
中西さんを殴り殺した暴力団員は「あまりしつこく聞いて来るから頭にきてやった。」と語った。