大浦五郎・六郎の兄弟(共に実名不詳、大浦為則の御実子)は陸奥藤崎城に在し為信公からの御信愛も厚かった。
天正13(1585)年の水無月の大暑の頃、兄弟は水浴びをしようと船で藤崎川に出たところ、故有って2人とも卒去してしまった。
為信公はお嘆きになり堪えきれず兄弟の守役と船の水主を御成敗されたという。
(津軽一統志)

津軽為信の義理の兄弟が水遊び中にどういうわけか死んでしまったという謎の話。
何があったのかは想像に難くないと思う。