菅原道真で有名な菅原氏が、美作に土着して美作菅家党と呼ばれる
武士団を形成した。
美作の武家の中でも、その筋目・由緒の正しさから、名族として
尊ばれた美作菅原氏の一門が菅納氏。
戦国期に赤松氏被官→赤松晴政が尼子晴久の侵攻によって衰退→
尼子氏被官→浦上氏被官→宇喜多氏被官と、下剋上の余波で
主家を転々と変えることになる。
そして、関ヶ原の戦いで敗れた宇喜多秀家が改易されると帰農。
江戸時代は、庄屋として地元の農民を束ねる立場となり、明治維新を
迎える。
そして、その菅納氏の直系が民主党・菅直人。
今も大地主であり、実家には古文書がたくさんあり、先祖代々の墓地には
江戸時代からの墓石が残る名家で、岡山大学などの歴史研究の
ネタにも使われるほど。

お前らネット愛国戦士に「売国奴!」と批判される菅直人は、中世に
先祖をさかのぼれる由緒正しい名家の直系の子孫。

一方、お前らネット愛国戦士は、3〜4世代さかのぼれば、朝鮮人の
血が混じっていてもわからないような氏素性の知れない下賤の身。

なんという世の中の皮肉。