愛の概念に基づく欧米社会の強固なカップル文化
キリスト教由来である愛の概念に基づくアメリカ・欧米社会の強固なカップル文化
マリッジハラスメントについては、アメリカではたしかに正面きっては行われていない
その代わりにあるのが、パートナーハラスメントとラブハラスメントだ
アメリカは個人主義だけど、一方で強固なカップル文化 / パートナー文化が存在する
高校のプロムや同僚の家でのホームパーティーや会社のクリスマスパーティーなどでも、基本はパートナーを連れて参加することになっている。仕事終わりや休日にすごすのも、だいたいはカップルで出かけるのが基本で、社会の最小構成単位は1人ではなく2人組なのである
"ふみ込んだ分析をすれば、「社会で大成功することと素晴らしい結婚とでは、どちらがより大切なのか?と問えば、アメリカ社会は間違いなく、素晴らしい結婚に軍配を上げる。
それこそが、「アメリカ社会=個人主義社会=夫婦主義社会」の根底をなす考え方と言える"
とにかく何をするにもパートナーが1セットなのだ
パートナーがいないということは社会の構成単位として欠けた状態であるという前提は、アメリカにも強くあると思う。
“一人前の人は当然にパートナーがいるものだ” といったような雰囲気。そのため、少なくともアメリカでは、パートナーハラスメントに近いものが存在する。
また、ラブハラスメントというべきものも存在する。それは、LOVE愛に対する絶対視があるから。
男も女も老いも若きもLOVEに対する憧れを強く持っていて、LOVEこそが価値の最上位にくるものだと盲目的に信じている。このLOVEって、日本語でいう「愛」とは微妙に違う。愛よりは恋に近くてもっと情熱的な感じで、相手に尽くす要素が含まれているというか
みんな、人生には常にLOVEが必要だと心の底から信じこんでいる(だから夫婦間でもLOVEがなくなると即離婚するわけで、それが高い離婚率につながっているのだと思う)。イタリアとかフランスが情熱の国だが、アメリカもLOVE重視の国である。
だからLOVEを交わすパートナーがいない人は、LOVEを絶対視するアメリカ人からしたらとても可哀想な存在なのだ。嫌味でもマウンティングでもなく、本気でLOVEのない人生なんて有り得ないと思っている。
あの、ビル・ゲイツが結婚したのもアメリカ社会にカップル文化があるからです 「交際経験がない」20代男性は約4割という現実(2020年)
https://toyokeizai.net/articles/-/330287?display=b
リクルートブライダル総研(2019年調査)
恋人がいる未婚者の割合は32.1%で、恋人がいない人の割合は67.9%。
女性より男性の方が恋人がいる人の割合が低く、特に、男性20代で交際経験がない人は39.5%。20代女性は22.6%だ。(30代男性は30.8%、40代男性は25.4%)
現在「恋人が欲しい」と考えている未婚者は約56%(ただし20代女性では70.5%、30代女性は57.2%、40代女性は41.4%)であり、「恋人が欲しくない人」は約21%
恋人が欲しいとは思わない理由は、「一人の方が気楽だから」が最も高く、次いで「恋愛が面倒だから」となっており、気楽な一人の生活を崩してまで恋愛するのが面倒な傾向がある(特に40代)
年代別に恋人が欲しくない理由では、20代で突出して割合が高いのは「交際するのが怖いから」だ
40代が6.5%、30代が11.6%に対して20代は22.9%とその数字は顕著だ
恋人のいない理由上位3つ(複数回答)
1、出会いがないから(53.4%)
2、異性との出会いの場所がわからないから(35.7%)
3、容姿など異性に対する魅力に自信がないから(32.5%)
20〜30代では、どのように異性に声をかけたらよいかわからない、どうしたら恋人になれるのかわからない、という恋愛に消極的理由も多い
恋人がいる人は、恋人がいない人に比べ、「学校・サークル」「職縁」といった"自身のコミュニティ内での出会い"だけでなく、「友人紹介」「婚活サービス」といった"自身のコミュニティ外での出会い"も良いと感じている割合が高い
恋人がいる人は恋人がいない人よりも「同性の友人」が1.6倍、「異性の友人」が1.8倍、「インターネットのみでつながっている友人(同性異性問わない)」が1.9倍と、友人の数が多い。「ここ1年以内で接点を持った異性の数」は2倍と、異性との接点量も多い
(独身者で婚活サービスを利用したことがある人は4人に一人。うち恋人ができた割合は45.1%。
30代になると、結婚するのに適当な相手が周りにいないという理由が未婚理由の上位に上がってくる。50歳未婚率は男性は4人にひとり、女性は6人にひとり)